コンセプト
ようこそ、ホテル・スタンバイリーグへ
ホテル・スタンバイリーグは、宿泊施設と、災害のための社会的備蓄とのふたつの顔を持っています。
単に宿泊するだけではなく、これからの防災を考える体験型研修施設としても活用できます。
スタンバイリーグという名前には、「災害に備える仲間たち」という意味をこめました。
ホテル・スタンバイリーグは、木造住宅「ムービングハウス」のユニットを組み合わせてできています。
このユニットは、大きな災害の発生時には大型トラックに積載されて被災地に走り、避難所や仮設住宅として使用されます。もともと一般の恒久住宅としてのクオリティで製造されたムービングハウスは、搬入後数時間で入居できる迅速性と高い住宅性能が評価され、2018年以降、災害被災地で急速に普及が進みました。
頻発する災害に備えるためには、このムービングハウスを平常時から製造・備蓄しておくことが求められます。その維持・運営のための平常時利用のひとつとして、茨城県境町でホテル事業がスタートしました。
宿泊することが社会貢献になります
新しいタイプの仮設住宅・災害復興住宅を体験できます
- 普通のホテルとは違うの?
- もちろん、一般のホテルと同じようにどなたでもご利用いただけます。予約は専用WEBサイトから受け付けます。 宿泊料は、社会的備蓄事業の運営資金となります。
- 防災には特に興味がないのですが?
- 宿泊していただくこと自体が社会貢献なのです。平常時利用であるホテルとしての収益を上げることで、社会的備蓄事業の持続性が高まるからです。
- せっかくの機会だから、防災について考えてみようかな…
- ワークショッププログラムを別途ご用意しています。予約のときにご相談ください。
自治体・企業や学校等の団体研修もコーディネートいたします。一緒にこれからの防災を考えましょう。 - 宿泊予約していた日に災害が起きたらどうなるの?
- ホテル・スタンバイリーグの客室は、災害時には協定に基づき被災地に福祉避難所や応急仮設住宅として搬送します。その間の予約をいただいているお客様には宿泊をお断りする場合があることをご了解ください。被災地搬送が決定したら、調整期間内に、代替の宿泊施設の斡旋などの対策をいたします。
また、被災地派遣後は一定期間内に同等のユニットの提供を受け、ホテル事業を再開します。 - 設備はどうなの? 車椅子でも大丈夫?
- 木の香が心地いい室内は、標準装備のトリプルガラスサッシを採用、冬も夏も快適に過ごしていただけます。2020年東京オリンピック・パラリンピック関連の宿泊需要を想定し、大柄な体格の方でもリラックスできる大型ベッドを導入しています。また、バリアフリ―客室も用意していますのでお問い合わせください。
ムービングハウスの社会的備蓄プロジェクトはまだスタートしたばかり。
たくさんの方々の参加とフィードバックを必要としています。
新しい防災デザインを考え・支える社会実験に、あなたも参加しませんか。